運気 解説
   

      種子
 (しゅし)



文字どおり、十二年のサイクルでめぐる運気がスタートするときです。恋人、友人を問わず、この時期に知り合った人は将来、あなたにとって大事な人になるでしょう。また、経済面や人生設計の面でも、この時期に始めた仕事、就職した職業は、将来、大きな実りをつける可能性を秘めています。すべての面で、自分の運命が、よい方向に回転を始めるときです。小規模ながらも、将来のための布石を打っておくことをおすすめします。結婚、就職、転職すべて吉。とはいえ、運気はようやく好転し始めたばかり、ことを焦って、将来を決定する種に傷をつけないよう、細心の注意を払うことも忘れないでください。


 

         緑生
 (りょくせい)



運気が動き始めました。大地に蒔かれた種が芽吹き、根を張り、グングン成長する時期です。愛情運も強く、この時期に得た愛情は、まず本物と思ってよいでしょう。財運、仕事運ともに上昇します。ですから、この時期は、あらゆる新しいものに飛びついて、それをはぐくみ育てていくとよいのです。しかし、芽吹いたとはいえ、その運気はまだひ弱です。ちょっとした不注意な行為や環境の変化が、せっかくの芽をポキッと折ってしまうこともあるので、くれぐれも自重が肝腎です。この時期には、いくらでも新しいチャンスが訪れますが、同時にそれは、とてもたやすく折れ去ることもあるのです。


 

      立花
 (りっか)



ここで、今後十年間の基本的な運気が決定づけられます。この時期に得たものは、それが異性であれ、財産であれ、生涯不動のものとなります。家を買ったら、その家を手離すことはありませんし、家庭を得たら、かならず幸せになれます。<立花>は、ものごとを決定づけ、強調する運気です。したがって、逆にこの時期に、財を失うことや人からの不信を買うようなことをすると、それが決定づけられてしまいます。この時期は、十二年の周期のうちで、運気の指針を決定する重要なターニング・ポイントであるので、ある意味では、この<立花>の年が、十二年のうちでもっとも大事な年ともいえるのです。


 

        健弱
 (けんじゃく)
 【小殺界】



字のとおり、健康面に問題が発生しやすい小殺界です。決定的に悪い年というわけではありませんが、といってむやみに新しいことは始めないでください。この時期は<種子>以来たまってきた疲れをいやす時期なのです。健康面、経済面に多少の支障が出ます。無理をすると、これから先、悪い影響を残すことも考えられます。とにかくこの<健弱>の時期は、体内に溜まった毒素や、無理から生じた疲れ、エネルギーの老廃物を体から吐き出し、これまでの反省と今後への展望を考えましょう。愛情運も、ここでは無理な押しはやめ、一度、間隔を置いてみることをおすすめします。かならず、次へのステップになるはずです。


 

        達成
 (たっせい)



これは目的達成の<達成>。自分の望むことが、思うようになります。愛情運、家庭運ともにギラギラと輝く真夏の太陽のように最高潮に達し、すべてが順調に運びます。<立花>のときに果たせなかったものごとは、ぜひ、この時期に完成するようにしてください。また、<立花>のときに決定づけられなかったことは、この時期に再チャレンジしてください。あなたの運気は、十二年周期の中で最大限に熟しています。経済的にもひじょうに快調で、収穫はもう少し先に延ばすとしても、花をつけ、実が実るのが手に取るようにわかり、仕事がもっとも楽しい時期です。積極的かつ大胆に決断、行動しましょう。




 

         乱気
    (らんき)
 【中殺界】



草木の生命活動が、もっとも盛んな夏は、また日照りや台風に泣かされる時期でもあります。同時に、動物にとっては一種の中だるみ、夏バテになることもあるでしょう。そういう意味で<乱気>は運気の小休止期間、中殺界です。いろいろなトラブルがあなたを襲いますが、とりわけ精神的に不安定となり、ふだんのあなたからは考えられないようなうっかりミスや、理由のわからない気の迷いを生じます。また、他人にも迷惑をかけます。新たなことを始めてもカラ回りするだけですから、この時期の移転や開業、就職、転職は禁物。結婚もいけません。一年待って<再会>の時期にしてください。


 

        再会
 (さいかい)



いままで上手に歩んできた人は、ここでもう一度、大きなものごとの種蒔きができ、それはあとで大きな実りをもたらします。十二年周期を三年単位で見たとき、もっとも運気の高まる三年のスタートの年、ことを仕掛け、行動を起こす絶好のチャンスがここです。この時期は、それまで仕掛けて失敗したことを挽回するのにも、もってこいです。愛情面でもやり直すよい機会で、昔別れた恋人との再会や、かつて仲たがいした友人との修復もスムーズに運びます。おもに人間関係のうえで大きな収穫が得られ、就職、転職、開業、移転などは、すべてこの時期にすべきでしょう。


 

        財成
 (ざいせい)



ズバリ、経済面での実りの時期です。やることすべてがお金になる絶好期だと思ってよいでしょう。仕事も思うぞんぶん、どんどん進めてください。少々のミスなど問題になりません。何をしても大きな成功に結びつきます。サラリーマンの方なら、望外の出世も不可能ではなく、思っても見ない大プロジェクトをまかされたりします。愛情運、家庭運も最高潮に達し、経済的にも何ひとつ不自由のない生活が送れます。なにしろ、黙っていてもお金のほうからあなた目がけてやってくるような、十二年に一度だけ訪れる蓄財の年です。何はばかることなく、おおいに稼ぎましょう。ただし、この年の運気は、人との別れめも生じます。


 
 

        安定
 (あんてい)



充実し、熟しきった黄金のときです。人生の果実を味わう時期といえましょう。すべての成果を克ち取って、心ゆくまで優雅に充実した生活を送るように心がけてください。ただし、目の前に大殺界が待ち受けています。ここでは、けっして新たに事を起こそうなどと考えてはいけません。やるとしても、次の種蒔きを考え、また、それまでの自分の活動を振り返って内省することです。このあと、いよいよ“人生の冬”がやってきます。力ずくでがむしゃら押しまくることはせず、ゆっくりとリラックスして、この九年間の人生を静かに顧みながら、きたるべき嵐に備えてください。


 

     陰影
 (いんえい)
【大殺界】



冬がやってきました。大殺界の始まりです。いっさいの運気が急激に衰え始めます。今まででは考えられなかったようなトラブルやミスが相つぎ、すべてのものごとがうまくいかなくなります。とくにこの時期は、人から裏切られ、だまされるなど、対人関係が急激に悪化します。それにつられ、自分も人を裏切り、だまし、傷つけ、たがいに醜い争いに巻き込まれたりしがちです。人も自分も、ともに信じられなくなり、あなたがあなたでなくなります。仕事運、愛情運、家庭運のいずれもが衰退の一途をたどり、心休まりときがありません。人を呪い、世をうらみ、ノイローゼ気味になるのもこの時期です。


 

     停止
 (ていし)
【大殺界】



大殺界のど真ん中、すべてがカラ回りし、完全に八方ふさがりの状態となります。仕事も、ここでは新たな成果は期待できません。運気も、ゼロを通り越してマイナスとなっているからです。過去の遺産を食いつぶして生きるしか方法はありません。それまでに何らかの財を成せなかった人は、健康や生命を損ない、また身内のもっとも大事な人を失う可能性もあります。新しいことはいっさいタブーなのですが、不思議とこの時期に、転職や離婚など、悪あがきをしたくなるものです。もちろん、その結果はすべて凶。金銭運もゼロですし、この時期は何もせず、ただおとなしく耐え忍ぶ意外にありません。



 

     減退
 (げんたい)
【大殺界】



冬来たりなば春遠からじ、三年つづいた大殺界最後の年で、この時期さえ耐え抜けば、再び春がめぐってきます。とはいえ、まだ目に見えるほどではありません。じっと我慢してください。この時期には、身内や知人の不幸が相つぎます。ときには自分の生命も危険になります。何はともあれ、現状を維持して動かないでください。職業も変わりたくて仕方ないときですが、ここで動くと決定的な敗北となります。愛情運、金銭運ともゼロ、というよりこの時期には、今まで身につけたものをすべて吐き出し、ゼロとするのがよいのです。ここで出し惜しんでいると、運気はマイナスになり、翌年の<種子>の運気も損ないますから要注意。蓄えたものを使いきって吉なのです。


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